【双葉人の職人技がすごい!】

こんにちは。ふたさぽ山根です。

2016年も残すところ4日ですね。
みなさん、今年はどんな1年でしたか?
私は、この1年を漢字一文字では表せないくらい様々なことがあり、本当に充実した年となりました。

今年もふたさぽの活動を通してたくさんの方に会い、お話しさせてもらいました。
その中で、双葉町のみなさんは手先が器用な人が多いな、という事を改めて感じています。
趣味で竹細工をしたり、テーブルや棚を作ってしまう男性陣、女性陣は編み物やペーパークラフトが得意なのはもちろん、粘土細工など、職人レベルの技を持っている方が本当にたくさんいます。

先日、いわき市南台仮設住宅集会所で行われている手芸教室「あじさいクラブ」におじゃましました。
あじさいクラブのみなさんは現在、子・牛・虎・卯・・・の十二支の人形を作っているのですが、ただの人形とは言えません。その一つ一つに細かい「技」や「工夫」が組み込まれています。

作品を写真で見ただけではわかりにくいのでちょっと紹介します。

まずは人形を縫う時の力加減。
素材には伸び縮みする「ちりめん」が多く使われいます。布を縫い合わせる時、強く引っ張りすぎると布が破れたり、緩すぎると形が歪んでしまったり、経験を積まないと難しい微妙な力加減が必要なんです。

次は、(技というよりは能力ですが)本物に近づけるための観察力。
干支の動物たちにはそれぞれ耳がついていますが、耳の大きさ、形、縫いつける時の向きを本物と同じように再現しています。こっちは寝かせるように、こっちは前に倒すように、これも本物をよく見ていないとできないことですよね。

他にも、形を整えるためにしっぽに針金を入れたり、ひげをボンドで固めたり、人形が倒れないように磁石を仕込んだり、様々な工夫が施されています。本当にすごい!としか言えません。

あじさいクラブのみなさんの作品は来年1月7日(土)8日(日)にいわき市南台仮設住宅イベント広場で開催される双葉町ダルマ市に展示されます。ぜひ、紹介した「技」を頭に浮かべながら作品をご覧ください。

来年の干支は「酉」です。みなさま、良いお年をお迎えください(^-^)
(ふたさぽ 山根光保子)OLYMPUS DIGITAL CAMERA

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【出た!ふたばの若者!~ぐるぐるユニット活動ダルマ市報告】

こんにちは。ふたさぽ芳門です。

これまでブログでご紹介している、双葉町にゆかりのある若者グループ『ぐるぐるユニット』が、
ついに先日!“双葉町ダルマ市ブース出店”(1月9日(土)~10日(日))を果たしました!

当日は、双葉町の思い出の味「よっちゃんスルメ」出店、双葉町モノクロ写真展「HOME TOWN」、メッセージボード「○○へのメッセージ」の設置をし、ふたさぽはそのサポートをしました。

よっちゃんスルメは、予定の300食を完売することができました!

30年くらい前まで双葉町内のお祭りなどで販売されていたよっちゃんスルメ。
「よっちゃんスルメは覚えてないな~」と以前話していたのに、お店でスルメの匂いを嗅いだとたんに、「思い出した!そうだそうだ!」と記憶が蘇る方も。匂いの記憶とは凄まじいですね。
「美味しい!」「もっと甘かったな」など買っていただいたお客さんの声と笑顔に直接触れることができました!

よっちゃんスルメの思い出を生語り
よっちゃんスルメの思い出を生語り
美味しいですよ~
美味しいですよ~

 

 

 

 

 

 

双葉町モノクロ写真展「HOME TOWN」もたくさんの方に見ていただきました!

震災前、震災後の双葉町や町民のモノクロ写真が展示されました。
モノクロだからこそ伝わるものがあり、私は、双葉町の人たちが築いてきた生活や想いが、震災や原発事故によって決して断絶されていないと感じました。
写真のモデルになったおばあちゃんが、写真展に来たお客さんに、写真を撮ったときの話をするなど、交流の場にもなっていました。
見る人によって感じるものが違う写真が多かったのではないかと思います。
是非みなさんのご感想をお聞きしたいです。

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メッセージボードもたくさんの方に書いていただくことができ、
離れ離れになってしまった小学校のお友達や、離れて暮らす家族に向けて、ふるさとに向けて、10年後の自分に向けて、などのメッセージと想いを集めることができました。

12540258_1766756236886598_1457676783_n  【第6回】0109_ダルマ市⑥

ぐるぐるユニットメンバーからは、
「若い世代の自分たちが中心になってふるさとを引っ張っていかないと」との心強い言葉があり、
ダルマ市に来たお客さんも、出店者もみんないろんな想いを持っていて、それをぐるぐるユニットの若者を通して感じることができました。

そしてなによりみんな「楽しかった」と。私も楽しかったです。
「楽しさ」は何にも勝る原動力!それを感じることができる2日間でした。

ダルマ市の後のある日、仮設住宅に住む80代のおばあちゃんとダルマ市の話になりました。

その方は風邪をひいてしまってダルマ市には行けなかったそうなのですが、ダルマ市の様子やそこでのよっちゃんスルメ復活についてをテレビで見たようで、

「○○君って子がよっちゃんスルメをやってくれたんだ」
「(○○君は)大熊町民だけど、双葉高校に通っていたから双葉にいたんだ」
「よっちゃんの味を再現するのが大変だったんだよ」

テレビで紹介されていたぐるぐるユニットメンバーの一人について、よっちゃんスルメの再現の過程について、自分の事のように嬉しそうに教えてくれました。

若者が頑張る姿は、他の世代を元気にするんだなと実感し、私まで嬉しくなりました!

今回のぐるぐるユニットのダルマ市出店には、

住んでいるところもバラバラな中、準備を進めたぐるぐるユニットメンバーはもちろん
ダルマ市を主催する夢ふたば人のみなさん
写真展示のための器材を貸してくれた地域の方
よっちゃんスルメの思い出を話してくれた町民のみなさん
試作品づくりにご協力いただいた町民・渋谷区民のみなさん
当日来てくれたお客さん

他にも双葉町民に限らない、たくさんの方々のご協力で実現することができました!

私自身、いろんな方とやりとりをする中で、子どもや若者を大切にする大人たちの輪を感じましたし、
私は双葉町民ではないですが、双葉の仲間に入れてもらったような感覚になり、幸せでした。

本当にありがとうございました!

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ふたさぽ 芳門里美(よしかどさとみ)

★ぐるぐるユニットに関する過去のブログはこちら ↓ ―――――――――――
8月13日:【募集告知】『ぐるぐるユニット』メンバー募集!
9月3日:【集え!ふたばの若者!~第1回ぐるぐるユニット開催報告~】
10月9日:【進め!ふたばの若者!~ぐるぐるユニット活動報告~】
11月5日:【広がれ!双葉の若者!~ぐるぐるユニット活動報告~】―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

【想いがつながる場所、双葉町ダルマ市】

あけましておめでとうございます。ふたさぽ山根麻衣子です。
今年もふたさぽブログをよろしくお願いします!

双葉町の1月と言えば、「双葉町ダルマ市」。毎年1月の第2土・日曜日に行われる伝統的なお祭りです。
震災前は、双葉町のほぼ中心に位置する長塚地区で行われており、双葉町はもちろん、近隣の町からもたくさんの人が訪れていたそうです。
震災後はその長塚地区の消防団員である若手を中心とした団体「夢ふたば人」がダルマ市の運営を継承しています。震災の翌年から、いわき市南台応急仮設住宅のイベント広場で開催を続けており、今年の開催は今週末の1月9日(土)10日(日)です。
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今年の目玉は何と言っても、5年ぶりに復活する「巨大ダルマ引き合戦」です!
「巨大ダルマ引き合戦」は、綱をくくりつけた巨大ダルマを、南北から約100人ずつで引き合い、勝敗でその年の運勢を占うものでした。北が勝てば豊年満作、南が勝てば商売繁盛。ダルマ市の目玉イベントの一つだったそうで、巨大ダルマの大きさは高さ4メートル、重さ1トン!あまりに大きいために、震災後双葉町から持ち出すことができなかったのです。
その巨大ダルマが双葉町観光協会によって新調され、今回のダルマ市で5年ぶりに「巨大ダルマ引き合戦」が復活することになりました。(「巨大ダルマ引き合戦」については、12月15日に発行された「ふたばのわ」第26号でも特集されています)
震災前に当たり前にあったものが復活するのは、ふるさとを身近に感じることのできる大きな出来事で、とても大事なことだと、活動していてつくづく感じています。ですので、復興支援員の私にとっても、この復活はとてもうれしいことです。

ダルマ市には去年初めて参加しましたが、「遠いけど来てよかった!」と旧友との再会に涙を浮かべる人、「子どもたちにダルマ市を見せたかった」とダルマ市の盛会を喜ぶ人、「今は離れているけれど、ふるさと双葉町のために何かしたい」と駆けつける人、たくさんの想いに出会い、胸が熱くなりました。
場所はいわきでも、双葉を思うみんなが集まればそこは双葉町。
今年もたくさんのみなさんの想いがつながる場所になりますように。

双葉町公式チャンネルより、去年のダルマ市の様子

追伸
ふたさぽはダルマ市の2日間、双葉の若者たち「ぐるぐるユニット」のブースサポートをします!
双葉町の幻の味!?「ふたばのよっちゃんスルメ」の販売やダルマ市に来た人をつなぐメッセージカードブース、双葉町写真展「HOME TOWN」の開催など、ぜひこちらもお楽しみに。

ふたさぽ 山根麻衣子

伝統芸能のチカラ

こんにちは。ふたさぽ山根光保子です。
私は広報担当として活動しており、双葉町の行事や町独自のものについて調べることが多々あります。最近特に、情報収集に励んでいるのが、双葉町の各地区ごとに継承されている伝統芸能「神楽」です。

双葉町には、「盆踊り」の他に「神楽」「じゃんがら念仏踊り」「宝財踊り」「田植え踊り」「相馬流れ山踊り」など、数多くの伝統芸能があり、主に地区ごとにある芸能保存会により継承されています。
中でも「神楽」は多くの保存会で継承されています。
双葉町には毎年1月にダルマ市というお祭りが行われていますが、震災前、そのダルマ市に合わせて行われていたのが「奉納神楽」です。
「奉納神楽」は双葉町の中心部にあった神社で行われており、多い時は8団体もの芸能保存会が神楽を奉納していたそうです。
芸能保存会は主にその地区の消防団や青年会のメンバーで構成されており、特に神楽は神事ということで、男性中心に継承されています。

私は、震災前に双葉町で神楽を見た記憶はほとんどなかったのですが、震災後、実際に神楽を見て、その勇壮な姿に心を奪われてしまいました。
普段あまり話をしない男性でも、神楽の話になると、自分の地区の神楽について生き生きと話してくれますし、以前実際に神楽をやっていた方ともなると、当時のことをとても誇らしげに話してくれます。

子供の頃、おじいちゃんの神楽の練習について行ったこと。
年末の忙しい中、仕事が終わってから屯所で神楽の練習をしたこと。
地区の女性部が差し入れを持ってきてくれて一緒に休憩したこと。
練習のあとにみんなでお酒を飲んだこと。

その話からは、伝統芸能を受け継ぐ過程の中で、自然と世代間交流が行われ、その地域のコミュニティが育まれてきたことが伺えます。

この夏、盆踊りの取材をした際、普段は足が痛いからと言っていつも座っているおばあちゃんが、盆踊りの曲が流れたとたんに立ち上がって踊り出し、櫓の周りを何周も踊っている姿を目の当たりにしました。

伝統芸能は町の人が元気になるきっかけのひとつでもあります。
現在は各地区の芸能保存会のメンバーが全国各地に避難していることで、伝統芸能を継承していくことが大変困難な状況にありますが、伝統芸能が継承されていくことで、双葉町のコミュニティが維持されていくことにつながると確信しています。

来年1月のダルマ市では震災前に行われていた巨大ダルマ綱引きが5年ぶりに復活しますが、いつの日か、また「奉納神楽」が復活することを願っています。

ふたさぽ 山根光保子(やまねみほこ)

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震災前、初發神社で行われていた奉納神楽 渋川芸能保存会(平成21年1月)

【進め!ふたばの若者!~ぐるぐるユニット活動報告~】

こんにちは。ふたさぽ小林です。
双葉町にゆかりのある若者と『ダルマ市ブース出店』を目指して開催している、ぐるぐるユニット会議。今回のブログではその活動進捗状況をお伝えします!

■よっちゃんイカ試作品をつくる会!
第1回会議の中で『双葉の懐かしい味を再現したい!』という話が出たことをきっかけに、『よっちゃんイカの試作品をつくる会』を9月16日(水)に行いました。よっちゃんイカとは、40代以上の双葉町民の多くが懐かしい味として話題にされるスルメの甘辛煮です。盆踊りや海の屋台で『双葉のよっちゃん』という方が販売されていたそうです。この日はその味を覚えているという町民の方と一緒に試行錯誤をしながら試作品を作りました。

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よっちゃんイカ試作品をつくる会の様子

■第2回ぐるぐるユニット会議開催!
9月17日(木)に、第2回のぐるぐるユニット会議を開催しました。今回の参加人数は、いわき会場3名、東京会場3名の計6名。第1回目と同様にテレビ会議を活用しながら話し合いを行いました。

第2回ぐるぐるユニットの様子
第2回ぐるぐるユニット会議の様子

この日のメインテーマは『ダルマ市主催者である夢ふたば人のみなさんにプレゼンできるようにブース案の企画をつめる!』でした。第1回会議で出ていたアイデアをたたき台にブース案を進化させました。

■夢ふたば人会長に企画をプレゼン!
夢ふたば人会長に『若者が考えた企画説明と実現に向けての相談をしたい!』とお願いし、10月2日に時間を取っていただきました。東京・茨城から集結した若者3名と一緒に、いわきにあるふたさぽの事務所で企画プレゼンを行いました。

夢ふたば人会長への企画説明の様子
夢ふたば人会長への企画説明の様子

企画書の事前確認のお願いが、前日の夕方になってしまったにも関わらず、夢ふたば人みなさんで細部まで資料を読み込んでいただき、打ち合わせに臨んでくださいました。
ダルマ市までの段取り、当日の様子、食べ物ブースを出店する時に必要なこと、備品に関しての相談などなど、ブース出店に向けて的確にアドバイスをいただきました。

『若いみんながダルマ市に関わってくれるのが本当にうれしい。何かわからないことがあれば全力でサポートするのでいつでも相談してほしい』と力強い言葉もいただけました。

主催者と直接話しをし、考えてきた企画がより深まったことや先輩の後押しをもらえたことで若者たちのモチベーションも上がったようです。第3回ぐるぐる会議では、この日にいただいたアドバイスをもとにさらなる企画進化に向け話し合いをしていく予定です。

■第3回ぐるぐるユニット会議は『10月23日(金)19時~』!
次回の会議開催は10月23日です!双葉町にゆかりのある若者でご興味ある方はお気軽にご連絡ください!(町公式ホームページもご覧ください)

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ふたさぽ 小林辰洋