【おしゃべりは心の栄養】

みなさん、こんにちは。ふたさぽ埼玉チームの飯嶋です。
毎日暑いですね!拠点のある埼玉県加須市では、すでにセミの鳴き声が聞こえています。。

今回は、活動の中で出会った、年長者のみなさんのことを少しご紹介したいと思います。

先日80代の町民のお宅へ、80代の町民のみなさん数名が集まるということで、くっついて行ってきました。

これまでも80代、90代の町民のみなさんが集まる機会をつくるため、すこーしサポートをしてきましたが、今回で3グループ目の集まりでした。

震災後、避難所を出て以来の再会、会いたい人にやっと会える喜び、会えない期間は人それぞれですが、毎回抱き合いながら涙するみなさんの姿に、こちらまでつい涙がでてきます。

双葉にいたら、「今日は〇〇ちゃんとこ行ってくっかなぁ」「その辺歩ってれば誰かに会うんだわ」「お茶飲みさこ~」なんて、自分の意志で、自由に行き来し合っていたみなさん。
震災後は、避難先地域に同じ双葉の人がいなければいないほど、また年を取れば取るほど、会える機会は減っているのが現状です。

誰かに会うとなれば、まず連絡先をどうにか手に入れるところからスタートです。
その後も、高齢であるほど、誰かの協力が必要(一人で出歩くのは不安なため)となり、日程調整も何人もとやり取りをしてやっと決まります。そしてやっと会える。

ただ会うだけなのに、いくつものハードルがあります。

だからこそ、会った時の喜びは、人一倍なのかもしれません。

会いたい人と会うことや町民同士で話す機会が少ない人ほど、会ったときには、
「なんでこんなところで生活しなきゃいけないんだろう」
「双葉の匂い、空気、環境、我が家…あの場所にいきたい」
「懐かしい人と話してると、双葉が恋しくなる。帰りたい・・・」など、戦争を経験して、双葉という土地を守ってきた年代のみなさんにとって、双葉は特別な場所であり、双葉を想う気持ちは止まらなくなります。

でも、時間が経てば、だんだんと、双葉での楽しい思い出話に花が咲き、
「いや~なつかしい」
「あの頃は楽しかったな~。今度また〇〇さ行ってみっか!」
「最初は行くのどうしようかと思ったけど、やっぱ外出るのはいいな~。今度は〇〇ちゃんちさいこう」など、大笑いしながら、前向きな言葉も飛び交います。

やえちゃん
写真をみながら懐かしそうに話す80代町民の手

みなさんそれぞれに、想いを持っていること、双葉の皆さんにお会いする度に感じます。
こうやって、いろんな話をして、思いっきり笑って、日々を過ごすことが何よりの心の栄養になるのだと教えていただきました。

年長者の想い、また年長者を支える家族の想い、それぞれの立場はあるものの、こういった家族会を通して、お互いの想いに触れ、感謝しながら生活している様子が伝わってくる、そんな瞬間に立ち会っていると、ふたさぽになってよかったなという思いになります。

これからますます暑くなる毎日。
家に引きこもってばかりいないで、たまには外の空気を吸って、人とおしゃべりして、笑って、心を健康にすることも大切なことなのかもしれないですね。

(ふたさぽ 飯嶋)