【浜にホッキ船がやってくる!】

こんにちは。ふたさぽ芳門です。

みなさん『ホッキ船』を知っていますか?

今回は80歳代女性Aさんから、幼少時のひとつの楽しみだったという『ホッキ船』について話を聞いてきたのでご紹介します!

Aさんは、元々は大熊町の出身。
そのお隣り双葉町へお嫁に来てからは双葉町民です。

今から約70年前の、Aさんが小学生の頃。
薪割りなどお手伝いをしたことでもらったお駄賃を持って、
向かうは、大熊町の熊川海水浴場

そこには浪江町の請戸漁港へ向かう『ホッキ船』がホッキ貝を売りにお昼頃やってきます。

木でできた小さな船に3人くらい漁師さんが乗っていて、船から縄を浜辺に投げてくるのだそう。
その縄を、浜辺に集まった人たち(もちろんAさんも)で掴み、
船上の漁師さんの一声で、波が寄せるタイミングにみんなで一息に引っ張って、上陸の手伝いをしたそうです。

Aさんに書いてもらった『ホッキ船』。船から浜辺に縄が投げ込まれる。
Aさんに書いてもらった『ホッキ船』。船から浜辺に縄が投げ込まれる。

 

当時、1つ10円だったホッキ貝を家族の人数分買って、ホッキ飯を作るため、貝の下処理はもちろん自分でやります!

「ホッキの貝殻のあいださナイフ入れて、クルッてやって、ほんで逆さクルッてやって、黒いの(貝ひも)取って、白いの(内臓)ピュっと出すんだ」
小さな体を大きく動かして身振り手振りでホッキ貝の下処理について説明してくれました。

そして細かく切ってホッキ飯を炊いたとのこと。「それが楽しみだったんだ~んまかったな~」と。

他にも、
お裁縫の教室を抜け出して、浪江町の映画館へ映画を見にいったこと
トロッコで学校へ通ったこと
干し芋を食べながら山歩きをしたこと

など、カラオケの時間にお邪魔したのですが、歌うのもそっちのけでたくさん話してくれました!

よく、『昔は~』『今は~』と、昔と今で話しがちですが、
『昔』とくくった中にも、「小学校の頃」「近所に○○さんがいた時」「○○さんとよく○○へ遊びにいっていた時」など、そのとき食べた物の味を思い出してしまうほどの、ひとつひとつ大切にしたい時間があるな~と改めて感じました。

(ふたさぽ 芳門)

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