【生きがいって何だろう。踊りの持つパワー】

こんにちは。ふたさぽ山根です。
突然ですが、みなさん「踊り」は好きですか?
一口に「踊り」といっても、日本舞踊、バレエ、フラダンス、よさこい、盆踊りなど本当にいろんな種類がありますね。
私は正直「踊り」は苦手です。身体が硬いので踊ろうとするとどうしても変な動きになってしまいます。苦笑

そんな私ですが、最近、取材を通して双葉町の“踊り事情”を知ることができました。
双葉町のみなさん、特に女性は踊りが大好きなんです。

平成19年に発行された双葉町芸術文化団体連絡協議会20周年記念誌「花おうち」を見てみると、この協議会の芸能部門に所属する16団体のうち、10団体が日本舞踊やフラダンスなど、踊りに関連する団体でした。他にも、ふたば音頭や福島県相双地区を代表する相馬流れ山踊りなどが各地区の婦人会のみなさんを中心に踊り継がれてきました。
そして、震災後町民が離れ離れになってしまった今でも、様々な形で「踊り」を続けている方がたくさんいらっしゃいます。

5月から6月にかけて、相馬流れ山踊りとふたば音頭をまちの広報で紹介するための取材があり、私も練習の場にお邪魔して一緒に踊らせてもらいました。
どうして双葉町のみなさんはこんなに踊りが好きなんだろうと不思議に思っていたのですが、踊ってみてその理由がわかりました。

相馬流れ山踊り(平成28年4月30日騎西藤まつりにて)
相馬流れ山踊り(平成28年4月30日騎西藤まつりにて)

○難しい!そしていい運動!
拍子に合わせて、手足、体を動かすのはホントに難しい。
あっという間に20~30分踊り続けていて、気付くと汗だくです。

○奥が深い!
扇子の表側を常に観客に向ける、指先をきちんと伸ばす、その一つ一つの動きを丁寧に踊ると、なんだか心まで洗われるような気がします。
曲、歌詞、振付にはそれぞれ意味が込められています。それを想いながら踊ると目線をどこに合わせたらいいか、手の高さはどのくらいがいいか、自然と決まってくるのです。

○楽しい!達成感!
相馬流れ山踊りもふたば音頭も大人数で踊るものなので、みんなで息を合わせて細かい動きを揃えていくと一体感が生まれます。そしていったん踊りを覚えると、曲が流れれば自然と身体が動いてしまうようになるんです。曲を聞いていつの間にか踊っている自分に気付いた時の喜びといったら、一言では言い表せません。

取材の中で聞いたこんな言葉が心に残っています。
「今は辛い状況が続いているけれど、唄って踊っていれば生きていられる。戦中、戦後もそうやって乗り越えてきた」
踊っている間は嫌なことを忘れて、昔から続いてきた様々なものやふるさとを感じ、心が落ち着くそうです。
踊っている時の表情はみなさん本当に生き生きしています。これがまさに「生きがい」なんだと身を持って感じることができました。私もせっかく覚えた相馬流れ山踊りとふたば音頭をこれからも踊り続けていきたいです。

ふたさぽ 山根光保子

双葉のピンクのはっぴを着てさらに楽しく!
双葉のピンクのはっぴを着てさらに楽しく!
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【まずは気楽にイベント参加】

こんにちは、ふたさぽ小幡(おばた)です。

私は普段の活動でお会いする町民の世代よりは少し若いのですが、とはいっても50歳代の半ばにも近づき、十分におじさん世代です。だからこそ、中高年男性の動向や孤立化が気になります。私自身が参加や取材をしたイベントでも、女性に比べて男性の姿が少ないケースがよくありました。そのため、「初めて会うな」と思う男性を見かけた時に、イベントの参加について聞いてみると、

「興味が持てる内容のものが少ない、女性向きの集まりが多い」
「もともと(町民の)集まりに行かない」
「どんなイベントがあるのかを知らない」
「実施場所までの足がない」

などの意見が聞かれました。

先日、南相馬市内で、南相馬市、相馬市、新地町在住の町民男性9名が参加し、男の料理教室が行われました。今回参加されたみなさんは、これまでもイベントでふたさぽメンバーと顔を合わせたことがある方がほとんどでした。今回の参加者に限らず、多くのイベントに顔を出している方は、どんなイベントに参加しても楽しむことができる方ではないかと思うほどです。

料理教室の様子
料理教室の様子

どちらかというと私自身が本来興味や関心がないことにはあまり目が向かない方なのですが、ふたさぽとして活動を始めてからはさまざまなイベントに出向くようになりました。例えば、社協のみなさんによる健康サロンや自治会イベントなどに参加してみて、考えが少し変わったと感じています。参加すれば、やはり楽しいし気分転換にもなり、人とのつながりを感じられます。もしかすれば、これまでが「食わず嫌い」と同じだったのかもしれません。

今後も男性が興味を持てる企画を考えると共に、私自身がイベントに出向き、参加することの楽しさや懐かしい顔にも会えることを伝え、まずは気楽にイベントに参加することを地道に勧めてみようとも思います。また、当ブログや町のブログなどでもその様子を伝え、イベントに参加してみようかなと思う方を一人でも二人でも増やせるようにしたいと思います。

ふたさぽ 小幡

【雨ニモマケズ~ふたぱーく情報】

こんにちは、ふたさぽの安谷屋です。
全国的に梅雨の季節、雨が多いと何となく憂鬱になりがちですが、実は紫陽花がキレイだったり雨に濡れた木々の緑が輝いていたり、目を奪われることが多い時季でもありますね。
屋外での活動が制限されがちな今の季節ですが、ふたさぽいわきチームが事務所を置かせていただいている町民交流施設「ふたぱーく」では、雨に左右されることなくいろいろな活動が行われています。今回はふたぱーくの情報を少しご紹介したいと思います。
2015年7月に双葉町の町民交流施設としてオープンしたふたぱーく。ふたさぽも時々主催イベントの会場としてお借りしていますが、オープン当初に比べると会場予約できる日が減りました。つまり、使用予定の入っている日が増えたということです。
町民のみなさんが中心となって実施している手芸教室、クラフト教室、将棋クラブや体操教室、町健康福祉課主催のママサロンなどが、定期的に開かれています。その他に、相馬流山踊りの練習、社協主催の出張ひだまりサロンの会場として使われることで、少しずつ町民のみなさんの中に定着してきたことを感じます。約1年前、まだふたぱーくという名前がなかったこの施設をどう活用しようかと行ったワークショップ、オープン直後の最初のイベント「七夕飾り作り」を実施したころは、場所を詳細にご案内していたことなどを懐かしく思い出します。
月間予定表はふたぱーくに用意されていますので、「ちょっと使ってみたい」「参加したい教室がある!」ようなときはぜひ、ふたぱーくに行ってみてください!偶然何かの予定が入っている日であれば、懐かしい顔に会えたりするかもしれません。
また、梅雨が明けたらやってくる夏休みの季節には、子どもたちが参加したくなるイベントの実施予定(「夏休み親子エネルギー講座(8/9)」「ポスター教室(日にち未定)」など)もあるそうなので、広報ふたばやふたばのわに入るチラシも要チェックです♪

ふたぱーく6月予定表
ふたぱーくで手に入ります!

ふたさぽ安谷屋

【若者パワー全開!~ぐるぐるユニット活動報告~】

みなさんはじめまして。
4月から双葉町復興支援員(ふたさぽ)として活動しております、山下真央(やましたまお)です。どうぞよろしくお願いいたします。

私の記念すべき第1回目の投稿は、「ぐるぐるユニット」について書きたいと思います。
「ぐるぐるユニット」は双葉町にゆかりのある若者グループで、彼らと年代が近い私にとっては、ふたさぽに入る前から気になっていた活動でした。
そんな彼らの、次なるステップに向けたイベント「想いdeごはん ふたばCooking」が、5月28日(土)に東京都内で開催され、双葉にゆかりのある20代の若者が集まりました!

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今回集まった若者メンバーはこの5人!

ぐるぐるユニットは、毎年秋に開催される双葉郡のイベントで、飲食ブースの出店を目指しています。
この日は、何の料理を出店するかを話し合い、候補に挙がった料理の試作・試食を行いました。

はじめに、それぞれが福島県の郷土料理について、ワークショップ形式で意見を出し合いました。
幼いころの思い出話に絡めて料理名を挙げる若者メンバーもおり、ワークショップは大いに盛り上がりました。

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白熱のワークショップ。候補が多すぎて何を作るかが決まらない!
次に、数ある候補から選んだ料理の試作を行いました。

今回は、ぼーぼー焼き(いわき市)、マミーすいとん(楢葉町)、梨を使ったタルトタタン(大熊町)に挑戦しました(タルトタタンは時期的に梨が販売されておらず、今回はりんごで試作)。
参加者が3つのグループに分かれて、まずはスーパーへ買い出し。それぞれが、担当する料理に使う具材を購入しました。買い出しが終わり、会場へ戻るとすぐに調理へ取り掛かります。

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いまどきの料理男子。手際のよい包丁さばきに感服

約1時間後、料理が完成!どの料理もとても美味しそうです!
東京在住の双葉町出身の方も交え、参加者全員で試食をしました。

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マミーすいとん(左)、ぼーぼー焼き(右)
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タルトタタン(誕生日おめでとうバージョン)

試食後は、各料理について意見交換をを行いました。

・美味しく作れたが時間とコストがかかる
・他のブースと料理がかぶっても、差別化を図れるようオリジナリティを出したい
・避難先で農業を再開した人の野菜を使ってもよいのでは

など、若者メンバーの意見からは、郷土料理を作ってただ出店するのではなく「せっかく出店するのだから、たくさんの人に買ってほしい!」「双葉出身の人を巻き込みたい!」という強い意志が感じられました。
今回、はじめてぐるぐるユニットのイベントに参加し、“復興”や“ふるさと”について考え、真正面から向き合う若者の姿を目の当たりにし、私にとっても学びの多い一日となりました。

次回のぐるぐるユニットの集まりは、7月を予定しています。「双葉のために何かがしたい!」と考えている若者のみなさん、是非参加してみてください。
ふたさぽ 山下

【田植えはお祭り】

「田植えは一種のお祭りだ」

みなさんこんにちは。ふたさぽ芳門です。
5月は全国的に田植えの時季ですね。

出張の道中、田んぼに水が張られていてとても良い光景です!

今回は、先日双葉町民の方から聞いた「初田植え」の話をご紹介します。
これは田植え機が無く、手で一束、一束田植えをしていた昭和50年代ごろまでのお話です。

「初田植え」はその名の通り、その年に初めてする田植えのこと。
たくさんの田んぼがあった双葉町でも、もちろんこの初田植えの時季がやってきていました!

朝の4:30から始まって1日ががりの作業になるその日は、
家族はもちろん、「結」と呼ばれる互いに労力を出し合って助け合う仲間や、田植えのために雇った人など、
たくさんの人が集まり「今日は○○さんの家だ」と、総動員で田植えに取り組んでいたようです。(もちろん馬も)

注目すべきは、そのときのごはんです!

おふかし(お赤飯)
カツオの焼きつけ
キャベツのおつけもの
お煮しめ
タケノコ料理
さらには当時のごちそうであったバナナやコロッケなど

旬のものを使ったお祝い料理が振る舞われたのです。
さらにおふかしをご近所さんにも配っていたそう!

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「豊作を願って」
「田植えをしてくれる人に感謝をして」
「また来年も協力してもらえるように」

などの想いを込めながらみんなでごちそうを囲む風景がこの時季の恒例だったようです。

「田植えは一種のお祭りだ」とある方が言っていました。

その言葉の通り、大勢の人が集まり、助けあい、ごちそうを囲むことで、
「田植え」という重労働を、少しでも楽しくみんなで乗り越えようする大切な時間だったようです。

その後、田植え機が開発され、人手が少なくても田植えができるようになってからは、この風習も徐々に無くなってきていたとのこと。

先日、初田植えの時の振る舞いを囲む場面に遭遇しました。
そのときに聞いた言葉「双葉町を離れてしまった今、米づくりができないとこういう文化も無くなっていくんだねえ」。

このような文化・風習を大切にしていきたい、という気持ちが伝わってきました。

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ふたさぽ 芳門(よしかど)